ペットは私の大切な家族の一員です。
「おもちゃで無邪気に遊ぶ楽しそうな姿」
「お家の中を走り回っていろんなものを壊してしまった…。」
良いことも悪いこともありましたが、今となってはいい思い出です。先日、飼っていたペットが亡くなってしまいました。もう幸せそうな顔も悪さをするところも見ることができません。
亡くなってしまった姿を見て、私は涙が止まりませんでした。でも、ずっと泣いているわけにはいかない。葬儀をして天国へ送り出してあげなければいけませんから。
なかなか気持ちの整理がつかないまま葬儀の手配をしました。その時にふと思いました。
「形見として何か残してあげたい」
「いつ遺品を整理したらいいんだろう…」
そこで思いついたのがひげを残すことです。私は実際に、遺品を身に着けられるように残してみて、とても満足しています。
そこで今回は、私と同じように猫の遺品としてひげを残したいと考えている方や遺品をいつ整理したらいいのか悩んでいるという方に向けてこの記事を書きました。少しでも参考になれば幸いです。
猫の遺品の整理はいつしたらいいの?
猫の遺品をいつ頃整理するかは、個人の感情や状況によって異なります。一概に正しい答えはありませんが、以下のような考え方があります。
- 気持ちの整理をするために早めにする
- 気持ちの整理がついてからゆっくりとする
私のおすすめとしては猫が亡くなってすぐ遺品を整理するのではなく、ある程度気持ちを整理してから遺品を整理することです。ただ、ここに正解はありません。
「すぐに遺品を整理して悲しさを和らげたい」そう思う人もいるかもしれませんし、「すぐに整理するのは薄情な気がして嫌だ…」と思う人もいるでしょう。
遺品を整理するタイミングは特に決まりがあるわけではないので、自分がどうしたいかに合わせて考えるようにしてくださいね。それぞれの方法によってメリットデメリットはあるので、どちらがいいか決める参考になればと思います。
気持ちの整理をするために早めにする
猫の遺品を早めに整理することで、猫との別れを受け入れることができます。猫の遺品を見るたびに悲しみがよみがえるのであれば、早く処分することで、その苦しみから解放されるかもしれません。
猫の遺品を整理する際には、猫に話しかけたり、手紙を書いたりすると良いですよ。
「遺品を整理したくてもなかなか進まない…」そんな人も多いと思います。安心してください。それが普通です。私もペットを飼っていましたが、亡くなってしまった時は落ち込んでしまってなかなか気持ちを前向きに持つことができませんでした。
でも、ペットの遺品を整理している中で、形見を残しておきたいという思いが芽生え、一部を残しておきました。私はそれを加工してストラップを作ったんです。常にペットと一緒にいると思えてとても気に入っていますし、だんだん気持ちも前向きになれました。
飼っている猫の遺品を整理するということは大切なペットの死と向き合うということです。辛くないわけがありません。
ペットを飼っている人はみんなつらいもの。無理せず少しずつでも前へ歩いていけるようにしましょうね。
気持ちの整理がついてからゆっくりとする
猫の遺品を気持ちの整理を済ませて、ゆっくりと整理することで、猫との思い出に浸ることができます。
「猫じゃらしを振るとそれに合わせて動いてくれてかわいかったなあ」
「いろんなところをひっかかれて自分にも物にも傷がいっぱいついたよね。」
もちろん、いいことだけではなかったと思います。迷惑をかけられたと思ったこともあるでしょう。でも、それも今となってはいい思い出になりませんか?
おそらく、猫が亡くなってすぐの気持ちの整理ができていないときはただただ涙があふれてくるだけでしょう。でも、気持ちの整理ができていると、思い出を振り返って懐かしむ、楽しむことができます。
遺品を整理する中で、しっかりと今までの感謝と愛情を伝えてあげるようにしてあげてくださいね。
いつまでたっても気持ちの整理ができる気がしない。そんな人も多いでしょう。そんな方は、行動にうつさないうちに、形見として残しておきたいもの、遺品を何かに加工したいと思うものを少しずつ考えてみたらいいですよ。
そうすれば、何を残すか、何を処分するのかが明確になるので、後は亡くなった猫へ今までの感謝とこれからもずっと猫のことを想うあなたの気持ちを伝えつつお別れしていきましょう。
形見として残すものは遺骨は遺毛・ひげ、首輪などがおすすめです。アクセサリーに加工したりストラップにできますよ。
私は形見を加工してアクセサリーにしました。happyresinで作りましたが、とてもきれいで満足しているので自信をもっておすすめできます。
猫の遺品としてひげを残すのがおすすめ!
猫の遺品として残すものは、人それぞれですが、ひげは特におすすめのものです。ひげは猫の個性や特徴を表すものであり、猫の一部として残すことができます。
- 幸運の象徴といわれる
- 小さくて持ち運びやすい
- 独特の形や色で個性があらわれている
・体の一部を残しておくのはなんとなくあまりよくない気がする…
・友達とか知人に変な目で見られそう…
そんなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?でも、特に気にする必要はありません。
法律的に問題になることはありませんし、周りからの意見であなたの大切な猫への思いが曲げられるものではないと思います。
基本的に、よくなさそうというイメージは根拠がなく、ただのイメージです。気にしないようにしましょう。
大事なのはあなたの気持ちです。大切なペットの形見が欲しいという人は多くいます。私もその一人。実際、アクセサリーなどに加工してしまうと、見た目で遺品を使ったものだとばれることはなかなかありません。私も自分から伝えた人以外にはばれたことがありません。
安心して大切な猫の形見としてひげを残しておきましょう。
もちろんひげに限ったことはありません。あなたが遺したいと思ったものを残しておくといいですよ。
残りの愛猫の遺品はどうする?
ひげ以外にも、猫の遺品として残すものはたくさんあります。猫の遺品として残すものは、人それぞれですが、すべてを残すわけではないと思います。残りのものはこのように処分すると良いでしょう。
- 猫を保護している団体に渡す
- 猫を飼っている友人に引き渡す
- 次に迎える猫のために残しておく
それぞれについて詳しく見ていきますね。
猫を保護している団体に渡す
残った猫の遺品は猫を保護している団体に渡すことで、社会貢献することができます。ただ処分するだけではもったいない、悲しいと思うと思いますが、他の猫の役に立てると思えば少しは気楽に処分ができるのではないでしょうか?
猫を飼っている友人に引き渡す
猫の遺品を猫を飼っている友人に引き渡すことで、猫の遺品を有効活用することができます。猫を保護している団体の場合、どう使われているかわかりませんし、なんか嫌だなと思う人もいるかもしれません。
でも、あなたの友人なら変わってきます。気心の知れた友人であれば大切に使ってもらえる可能性が高いですし、お家に遊びに行ったときにそれを使って遊んでいる猫を見ると自分自身もうれしくなりますよね。
あなたが必要なくても必要としている人はいます。そんな方に引き渡すのもおすすめです。
次に迎える猫のために残しておく
猫の遺品を次に迎える猫のために残しておくのも一つの手です。もし次に新しく猫をお迎えする可能性がある場合は、残しておくことで新しくペット用品を購入する費用を少し下げられます。
「おさがり・お古を使わせるのに抵抗があるからなあ…」と思っているかもしれませんが、使うことに問題はありません。ただ、衛生状態には気を付けておくようにしましょう。
また、においがついていると新しく迎えた猫があまり使用してくれないという可能性があります。無理やり使わせるようなことはしないようにしてくださいね。
愛猫の遺品を整理する際の注意点
愛猫の遺品を整理する際にはこのような点に注意しましょう。
- 悲しむ感情は普通。我慢しなくていい
- 燃やしたり引き渡したりするともう戻らない
- 火葬がまだなら火葬前に形見に何を残すか決める
当たり前のことだと思うかもしれません。実際、当たり前のことです。しかし、整理してしまった後はどうしようもできません。軽く目を通すくらいはしておくと良いでしょう。
特に、③については知らなかったと思う方もいるかもしれませんので、さらっとでも確認しておいてください。
悲しむ感情は普通だから我慢しなくてもいい
「猫の遺品を整理するときになると、悲しくなってしまうからしたくない…。」
「遺品を整理しようと思ってもなかなか進まなかった…。」
そんな思いを持つ方もいるでしょう。でも、それは普通の感情。我慢するものではありません。悲しんで涙があふれてしまうのは、猫を愛していた証拠です。
感謝の気持ちと愛情を伝えつつ遺品を整理することで、猫のことを大事に思っていた気持ちがきっと届きます。しっかりと伝えてあげるようにしましょう。
燃やしたり引き渡したりするともう戻らない
猫の遺品を燃やしたり引き渡したりすると、もう戻らないということを忘れないでください。猫の遺品を燃やしたり引き渡したりすると、猫の遺品はもう手元からなくなってしまいます。
猫の遺品を整理するときに、「これは残しておこうかな…」「これはもう処分してもいいかな」というように考えながらすると思います。処分するか迷ったものに関しては一旦後回しにして考えるようにしましょう。
もし悩んだものを処分してしまうと、「やっぱり残しておけばよかったな…」と後悔するかもしれません。処分をする前にしっかりと考えるようにしてくださいね。
私は猫の遺品としてひげをおすすめしますが、その他にも形見としてぴったりなものがたくさんあります。何を残すか、何を作りたいかを考えてることが大切です。
私はアクセサリーやストラップにしましたが、アクリルスタンドにしたりそのまま仏壇に飾ったりする方法もあります。先に何を残しておきたいかを考えておくと猫の遺品の整理もスムーズにできますよ。
火葬がまだなら火葬前に形見に何を残すか決める
既に火葬をしてしまった方はもう遺骨が手元にないという場合があります。火葬には「合同葬」「個別葬」の2種類がありますが、もし、合同葬をすると遺骨は返ってきません。
遺骨を使って形見を残したいと思っている方は個別葬を選ぶようにしましょう。
私は個別葬をしてペットとのお別れの時間をゆっくり過ごすことができました。どんな葬儀をしたいかによって葬儀方法は変わるので、詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
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愛猫との思い出を形に残して身につけよう!
飼っていた猫は大切な家族の一員です。猫と野楽しい思い出はあなたの心に深く刻まれているのではないでしょうか?でも、そんな思い出が形に残っているとそれだけでうれしいですよね。
あなたも、友人や家族と旅行したときに写真を撮ったり、何か買ったりすると思います。恋人と何か一緒に作ったという人もいるかもしれません。
それも思い出を形にするということです。大切な猫との思い出も形に残しておきませんか?猫のひげや毛などを残して、アクセサリーなどに加工して残しておくのがおすすめです。
私も実際に形見を残してみて、とても満足しています。後悔の無いように考えてみてくださいね。