猫が亡くなった後は何をしたらいい?の解説記事サムネイル

暖かい陽射しに包まれた、あの日の幸せなひと時。ペットとのふれあいや優しさが溢れた時間は、心に深く刻まれました。しかし、いつか訪れる別れの瞬間。

その瞳に宿る温もりが去り、寂しさが広がります。そう、亡くなってしまったのです。

「これから何をしたらいいんだろう…」
「天国へ送り出してあげたい」

言葉にならないほどの悲しみに押し潰される中で、こんなことを思いました。悲しさにおぼれているうえにわからないことだらけ。不安なことがいくつもありましたが、いろいろ調べて行動しました。しっかりと天国へ送り出してあげられたかと思います。

おそらく、この記事を読んでくれているあなたも、私と同じように最愛のペットを亡くして、これからどうしたらいいのかを考えている方だと思います。

少しでも、私の経験があなたの役に立てばうれしいと思い、この記事を書きましたので、参考にしてみてください。

この記事で分かること

  1. 猫ちゃんが亡くなったか確認する方法
  2. 猫が亡くなったあとにすること
  3. 大切な猫ちゃんが天国へ行くための葬儀方法
  4. 火葬後の供養の仕方

あやぽん

     

30代のweb系OL、ペット(フェレット)を10年飼っていて最近お迎えが来てしまい落ち込み気味。。。そのことをキッカケに愛するペットの形見を残したいと思い、調べるうちにレジンアクセサリーにたどり着き、ハッピーレジンで形見アクセサリーを注文。ハッピーレジンの職人さんの対応や志に感動をして「レジンという形で思い出を残せる」発信をブログで始めることにしました。

本当に亡くなったのか確認する

大好きな猫ちゃんが亡くなってしまうのはなかなか受け止められない現実。できることなら生き返ってほしい。そう願ってしまうのも無理はありません。

一番確実なのは獣医さんに確認してもらうこと

おそらく、呼吸をしていないということから自分の判断で亡くなってしまったと思っている人も多いのではないでしょうか?なので、まずは本当に亡くなってしまったのかを獣医さんに確認してもらうようにしましょう。

自分で猫ちゃんが亡くなったか確認する方法

あやぽん
あやぽん

もちろん獣医さんに確認してもらうのが確実ですが、自分で猫ちゃんの生死を確認したい場合は下記を参考にしてみてください。

呼吸をしているかお腹が上下に動いているかを見て呼吸の有無を確認する。
脈があるか猫の胸あたりに手を当てて鼓動があるかを確認する。
目に光が反射するか猫の目に光を当てて瞳に反応があるかを確認する。

猫が亡くなったあとにすること

飼っている大切な猫が亡くなってしまうと、何も考えられなくなってしまって、やることが手につかない…という風になりやすいです。でも、せめてかわいらしい姿のままお別れをしてあげたいと思いませんか?

そのためにも、亡くなってしまった後はこのようなことをしてあげてくださいね。

  1. 遺体の姿勢を整える
  2. 身体を清める
  3. 安置するための入れ物を用意する
  4. 安置する

遺体の姿勢を整える

まずは、死後硬直と呼ばれる身体が固まってしまう現象が始まる前に姿勢を整えてあげましょう。もし、遺体の姿勢を整える前に死後硬直が始まってしまうと、少しつらそうに見えてしまうかもしれません。

猫の姿勢の整え方

手足を内側に織り込んで、普段寝ているような姿勢にしてあげましょう。目や口が開いていた場合はそっと閉じてあげてください。

手足がピンと伸び切ってしまった状態で体が固まってしまうとしんどそうで見てられない…。となってしまう可能性があります。

そうなってしまう前に、姿勢を整えてあげましょう。

あやぽん
あやぽん

もし、既に死後硬直が始まってしまったという場合は、無理に動かさず死後硬直が終わった後に姿勢を治してあげてくださいね。

身体を清める

姿勢を整えた後は、猫の体をきれいにしてあげるようにしましょう。毛並みが乱れてしまっている場合はブラッシング、足など、少し汚れがついてしまっている場合は湿らせた布やタオルで軽くふき取ってあげるといいですよ。

猫が亡くなってしまった後や、死後硬直が終わった後は体の筋肉が緩むので、お尻や口から体液が漏れ出る可能性があります。その場合も、ガーゼやタオルでやさしくふき取ってきれいにしてあげてくださいね。

Tips

死後硬直は猫ちゃんが亡くなって大体30分~2時間程度で始まります。

安置するための箱を用意する

猫の姿勢を整えてあげて、体もきれいに清めた後は、安置するための箱を用意してあげましょう。箱は、ペット用の棺が@絵っとショップやネットなどで購入することができます。

すぐに手元に用意できない場合は余っている段ボールを活用しっましょう。一旦は段ボールに安置しておいて、その間に棺などを用意するといいですよ。

箱を用意出来たら、タオルやガーゼなどの布を箱の底に敷いておくようにしましょう。猫ちゃんの体を硬いところに置いてしまうとかわいそうですし、体を清めるというところで話した通り、体液が漏れ出る可能性があるからです。

Tips

移動の際に猫の体重で底が抜けないよう、事前にしっかりと補強しておくのがおすすめです。

安置する

安置するための箱が用意出来たら猫ちゃんをそこに寝かせてあげましょう。その際に、猫ちゃんの体に毛布やタオルでやさしく包んであげてください。ただ、忘れてはいけない点が一つあります。

それは、お腹を冷やして内臓が腐敗していかないようにすることです。冷やすためには、保冷剤やドライアイスを使用するのがおすすめです。特にドライアイスです。

普段からドライアイスを自宅に常備しているという方はいないと思います。なので、とりあえず保冷剤を用意して、ドライアイスが届いたらドライアイスで冷やしてあげると良いでしょう。

あやぽん
あやぽん

安置をしてすぐに葬儀を行う場合は保冷剤だけでいいと思います。でも、すぐに葬儀をしない場合はドライアイスを購入しておくのがおすすめです。

Tips

保冷剤やドライアイスとあわせて、お部屋も少し涼しめにしてあげてください。

大切な猫が天国へ行けるよう葬儀を行う

大切な猫ちゃんが亡くなってしまうと悲しいもの。でも、せっかくならしっかりと送り出してあげたいですよね。

猫ちゃんの葬儀方法はこの2種類とその他の方法が1つあります。

  1. 土葬する
  2. 火葬する
  3. (地方自治体で引き取ってもらう)

葬儀方法としては2種類ですが、地方自治体に引き取ってもらうという方法もあります。これはあまりおすすめしませんが一つの方法として一応紹介しておきますね。

土葬する

もしあなたのお家に庭がある場合は猫のご遺体をそのまま土葬することができます。こちらの方法は、費用があまりかからないというのが特徴です。

ただ、猫ちゃんの体がすっぽりとおさまる深さは最低限で、実際に土葬をする際は、埋めた後にもしっかりと余裕を持つほどに穴を掘らなければいけません。

Tips

土葬をする際は埋める場所に気を付ける必要があります。賃貸の庭などには埋めないようにしてください。

もし私有地以外に埋めてしまうと、法律に触れてしまうので注意しましょう。

土葬・埋葬について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

火葬する

ペットの猫ちゃんを天国へ送り出す方法として火葬があります。ただ、火葬といっても2種類あります。

  1. 火葬車で猫を火葬する
  2. ペット霊園で火葬する

火葬車で猫を火葬する

飼い猫が亡くなってしまった際に、火葬業者の持っている火葬車で火葬をしてあげる方法があります。

このやり方のメリットデメリットは下記の通りです。

火葬車のメリット・自宅まで迎えに来てくれる。
・個別葬儀になるため、遺骨を手元に残すことができる。
火葬者のデメリット・法的な規制がほぼなく、悪質な業者がいる。
・移動できるペット火葬の口コミが分かりにくい。
・移動できるペット火葬サービスは火葬当日、自宅に来るまで誰がきてくれるのか分からない。

火葬車で火葬をすることは、周囲の環境に配慮して行う必要があります。近所の人が良く思わず、トラブルになってしまう可能性も考えられますので、しっかりと考えてからお願いするようにしましょう。

ペット霊園で火葬する

ペット霊園で火葬するという方法もあります。この場合のメリットデメリットは以下の通りです。

ペット霊園で火葬するメリット・地域に根差した運営で実際に葬儀を行った人の意見を聞きやすい。
・個別葬か合同葬か選べる。
ペット霊園で火葬するデメリット・区画や墓石の形が制限される場合がある。
・他の葬儀法と比べて費用が少し高くなる傾向にある。

ペットの火葬の際には、ここのメリットデメリットで挙げたように「個別葬」と「合同葬」の2種類があるんです。

合同葬の場合は。葬儀にかかる費用を抑えられますが、火葬後の遺骨を持ち帰ることは出来ません。一方、個別葬の場合は費用が少しかかりますが、遺骨を持って帰ることができますし、個別なのでゆっくりと猫ちゃんとのお別れをすることができます。

あやぽん
あやぽん

私はペットの遺骨をアクセサリーに加工したいと思ったので、個別葬にしました。

私は最愛のペットとゆっくりお別れの時間を創れたので、個別葬にしてよかったと思っています。もちろん、費用の面もあると思いますが、大切な猫ちゃんとの最後のお別れ。あなたも、せっかくなら個別葬にしてみてはどうでしょうか?

(地方自治体で引き取ってもらう)

大切な猫ちゃんが亡くなってしまったときに、自治体に引き取ってもらうことが可能です。この方法だと、葬儀を行う場合として安価に済ませられます。

ただ、もちろんデメリットもあります。火葬や土葬と比べて、しっかりと送り出せないかもしれません。なぜなら、猫の遺体は一般廃棄物として扱われてしまうからです。遺骨を返却してもらうこともできません。

大切なペットを「供養」してあげるのではなく「処分」という形で扱われてしまうので、地方自治体に引き取ってもらうのはあまりお勧めできない方法です。

大切なペットはしっかりと送り出してあげたいですよね。かわいそうですし、最後なので、多少費用が掛かっても供養してあげましょう。

火葬後の供養の仕方

火葬まで終わると、ある程度気持ちが落ち着いてくるのではないでしょうか?その時に考えたいのは最愛の猫ちゃんを供養してあげることです。

あなたなら火葬後の遺骨をどうしますか?

残った遺骨はこのような方法で供養することができます。

  1. ペット霊園で供養する
  2. 遺骨を手元に置いて供養する(手元供養)
  3. 遺骨を庭に埋葬する
  4. 散骨する

ペット霊園で供養する

ペット霊園で供養する場合、合同葬でも個別葬でも供養してあげることができます。個別の墓地や納骨堂など、しっかりとした場所で供養してあげられるでしょう。

特に、ご自宅で遺骨を置いておく場所がないという方に特におすすめです。どうしても費用が少しかかってしまいますが、あなたも想像しやすいような一般的な方法になります。

ペット霊園によって費用や形などは変わってくるので、どのような形があるのか調べて検討してみてくださいね。

遺骨を手元に置いて供養する(手元供養)

大切な猫ちゃんの遺骨をそのままお家において供養する方法のことを手元供養と呼びます。最近はこちらの方法も一般的になっていますね。

遺骨を仏壇に飾っておいたり、一部をアクセサリーに加工して常に身に着けておく、お守りにするという場合もあります。

あやぽん
あやぽん

私はペットの遺骨をアクセサリーに加工しました。いつも身に着けていてとても満足しているので、あなたにも自信をもっておすすめできます。

遺骨を庭に埋葬する

自宅に庭があるという人は、猫ちゃんの遺骨を庭に埋めておくという方法もあります。猫が好きだった場所や、縁側たベランダ(ウッドデッキ)から見える場所に埋めることで、お家の中で場所をとることもなく、大切な猫ちゃんの存在を感じることができますよ。

ただし、自分の私有地以外に埋めてはいけません。引っ越す予定がある方も埋めない方がよいでしょう。

散骨する

火葬後の遺骨を火葬業者に依頼して粉状にすることで、散骨することができます。散骨とは、粉状にした遺骨を海や山などに撒いて供養してあげる方法です。

散骨をすると手元に遺骨が残りません。そのため、気持ちの整理をつけたいという方にはおすすめです。また、保管をするための場所を用意する必要もありません。

ただし、他の人の土地に撒いたり、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう。

大切な愛猫との思い出を永遠に

大切な愛猫な亡くなってしまうと、悲しくて何もできなくなってしまうという方もいるでしょう。私も、ペットが亡くなってしまった時は、お仕事もずっと上の空で手につきませんでした。

でも、遺骨を使ってアクセサリーを作ってみて、少しずつ前向きに生活していくことができました。

あやぽん
あやぽん

どこへ行くにもいつも一緒で、私に寄り添ってくれる感覚がしています。

あなたも、大切な猫ちゃんとの思い出を形に残してみませんか?常に見守ってくれる。思い出に浸って懐かしめる。そんな楽しみ方ができますよ。

自分で手作りしてもいいですし、プロの業者に依頼してもいいでしょう。どんな形でも、あなたが満足するようなものを「形」にして残してみてはいかがでしょうか?