風が静まりかえり、庭先に広がる夕陽が優しくペットの毛並みを撫でるような日。そんな穏やかな瞬間に、私は大切な家族との別れを迎えることになりました。
一緒に庭で遊んだり、一緒のベッドで寝たり。かけがえのない日々を一緒に過ごしてきましたが、それももう終わってしまいました。
大切な家族をしっかりと送り出してあげたい。でも葬儀をどうしたらいいかわからなくて不安…。そんな思いから火葬の種類や火葬までにやるべきことをたくさん調べました。
私はペットの形見でアクセサリーを作りたい。そう思い、個別葬というものを行いました。実際に作ってみると、常に一緒にいられるように感じられるのでとてもお気に入りになっています。
私と同じように火葬についてわからなくて心配という方の参考になればと思い、この記事を書きました。少しでも参考になれば幸いです。
- 火葬とは何か?ペットも火葬できるか
- 火葬の種類
- 火葬までの流れ
- 火葬をするべきタイミング
火葬って?ペットも火葬できるの?
火葬とは、遺体を火で焼いて供養する方法。
日本では一般的に、亡くなった人の多くが火葬されます。遺体が火葬炉に入れられ、炎に包まれると、残されたのは遺骨だけ。これが遺族に手渡され、通常は骨壺に納められてお墓に埋葬されます。
「でも、ペットの火葬ってどうなのかな?」
そう思う人もいるかもしれません。火葬の手続きやマナーについてあまりわからない…という人も安心してください。ペットの火葬は柔軟に行うことができます。喪服でないといけないとかも基本的にはありません。
お別れの挨拶をきちんと伝え、心に寄り添う火葬をしてあげてくださいね。
火葬には2種類ある
ペット葬儀の火葬は業者によってプランや形は様々ですが、大きく次の二つに分けられます。
- 個別葬
- 合同葬
個別葬
大切なペットとの別れ、その際に検討すべき一つの方法が個別葬です。 確かに、合同葬に比べて費用はやや高くなりますが、その代わりにペットと飼い主の理想にぴったりの葬儀が可能です。
個別葬ではペット一匹だけを火葬し、後で遺骨を拾って大切に保管できることが多いのが魅力です。
私は個別葬にしました。遺骨を使ってアクセサリーを作ったのですが、合同葬では他のペットの遺骨もあって遺骨を取り出すみたいなことは出来ないらしいです。なので、個別葬にしてよかったです!
ペットの個性や家族の願望に合わせて式を行う自由度が高く、特別な儀式やセレモニーでペットに最後のお別れを告げることができます。理想的な葬儀や遺骨を残したいという方は個別葬がおすすめですよ。
合同葬
合同葬は、遺骨の持ち帰りや棺に納めるルールが厳しい一方で、コストが個別葬よりも抑えられることが多いです。
公共の火葬所では、ペット専用の火葬炉を備えている場所もあり、個別の業者よりも経済的な選択ができるので、ペットを火葬してあげたい、でも費用はあまりかけられない。という人におすすめですね。
ただし、クリーンセンターなど、一部の場所ではペットの遺体がごみと一緒に焼却されることもあるため、慎重に選択するようにしましょう。
火葬までの流れ
ペットが天に召されたとき、火葬までの流れがよくわからない…という人は多いのではないでしょうか?
火葬の際にはやらないといけないことが沢山あるので、流れを把握して心配ごとを解消していきましょう!
亡くなったらまず安置
ペットが亡くなった場合、遺体をきれいに保管するためには安置の仕方が重要です。 安置には以下の手順が必要です。
- 姿勢を整える
- 清潔にする
- 体液処理
- 棺の準備
- 棺への安置
姿勢を整える
ペットの姿勢は、眠っているような丸まった状態に戻し、目が開いていた場合は優しく閉じます。
早い段階で姿勢を整えないと、死後硬直により硬くなってしまうかもしれません。 関節や骨が固まっている場合は無理に動かさず、そのままの姿勢で安置するようにしましょう。
清潔にする
ペットの体をお湯で湿らせた布などで優しく拭きます。感謝の気持ちを込めて優しく拭いてあげてくださいね。遺体を清潔に保つことで、後の腐敗や虫の発生を防ぐことができますよ。
体液処理
亡くなった後、全身の力が抜けて緩むので、口やおしりから体液が出るかもしれません。その時はタオルやガーゼなどを使ってきれいにしてあげてください。
また、安置をする際には遺体の下にペットシーツやタオルなどを敷いておくと清潔に保ちやすくなります。
棺の準備
ペットの遺体を入れるための棺を用意します。ペットショップやホームセンターでも購入できるようなので、近くのお店に行ってみるといいですよ。
ネットでも購入も可能なようです。もしすぐに届かない、買えないという場合は、一旦お家にある段ボールにタオルガーゼなどを敷いて、そこに寝かせてあげると良いですよ。
どんな棺にしようかと悩む人もいるかもしれませんが、ペットの毛色や性格などに合わせた色のものを選ぶと良いかもしません。
棺への安置
ペットを安置する際は、体液が出ることを考慮してペットシーツやタオルで包んであげると良いでしょう。冬であればあったかい毛布でやさしく包んであげるのもいいかもしませんね。
ただし、内臓が腐敗してしまうといけないので、お腹は冷やしてあげるようにします。ドライアイスを買ったり保冷剤をタオルで包んだりしてください。
ワンちゃんは死亡届を提出
もし飼っているペットがワンちゃんだった場合、死亡届を提出しなければなりません。提出先は自治体です。
もし死亡届を提出していないと、狂犬病などのワクチン接種通知が届いてしまいます。
また、死亡届を提出しないままにしておくと法律に触れてしまう可能性もあるので注意してください。忘れずに手続きをするようにしてくださいね。
死亡届の提出方法は住んでいる地域によって異なりますが、窓口で提出する方法や電子申請システムから行う方法があるようです。詳しくはお住まいの地域の自治体に問い合わせたり、ホームページから情報を確認してみたりしてください。
例えば、東京都港区のでは、電子申請・届出サービスというものがあるようです。(参考:飼っていたペットが死んでしまいました。死亡届は必要ですか。)
葬儀業者へ連絡
ペットの安置ができたら葬儀業者に連絡して葬儀をしてもらうよう依頼しましょう。葬儀業者を選ぶ際には、このような点を意識してみるといいですよ。
- どのようなプランがあるのか
- 立ち会いができるかどうか
- 個別葬か合同葬か
- 葬儀にかかる費用
葬儀業者によってプランは異なりますし、個別葬か合同葬かによっても費用が変わってきます。
「葬儀はしてあげたいけどあまり費用はかけられない…」
「費用は多少かかってもいいから私たちだけで落ち着いて送り出してあげたい」
思いは人によって違うと思います。自分にはどんなのがいいかをしっかりと考えて判断するようにしましょう。
私はペットの形見で何か残したいと思っていました。そのため、個別葬にして遺骨をアクセサリーに加工しました。いつも身につけられてお気に入りです。
葬儀
葬儀業者を決めることができたら次は葬儀です。葬儀をする際にの持ち物として、最低限これらは準備しておきましょう。
- ハンカチ
- 数珠
- お供え物
大切なペットの葬儀。我慢しようとしてもどうしても涙があふれ出てきてしまいます。私も我慢できませんでした。でも、我慢する必要はありません。
悲しいことがあれば思いっきり泣いても問題ありません。ただ、ハンカチを持っておけばその涙を拭きとれますよね。忘れないようにしましょう。
ペットの火葬の際にも人間と同じように合唱礼拝をするので、数珠も忘れないようにしてくださいね。
また、お供え物としてペットの好きだったおもちゃやお菓子、お花を持って行ってあげるといいですよ。ただ、火葬の際には入れられないものもあるので、事前に葬儀業者に確認することが大事です。
火葬はどのタイミングでしたらいい?
火葬をするタイミングは人それぞれで特に決まってはいません。しかし、死後2日~3日程度を目安にしておくと良いでしょう。できるだけ早くしてあげないと腐敗が進んでしまう可能性があります。
「気持ちの整理がなかなかできないから少し経ってからがいい…」
「一緒にいる時間をもう少し作りたい」
そんな方はしっかり冷やして腐敗が進まないようにしてあげてください。ただ、遅くても10日程度を目安にしましょう。
死亡の判断は獣医さんに診てもらうようにしてください。